2004 札幌-水戸闘莉王がまだ水戸にいたら、負けてた。 CKの雨霰。 しかしどちらも一本ずつしか決まらなくて、もう蹴らなくていいから、と思わずにはいられませんでした。 ここに高さで勝る闘莉王がいたら、やばかった。 コンサでCKやFKを蹴る人はスナマコ様しかいないのでしょうか。 右サイドでクロスを上げて左サイドでのCKになると、スナマコ様が大忙しなのです。 右へ左へ、蹴るために移動せないかんのです。 他に誰か練習せんかい! 中で合わせる人もあんまりいなけりゃ(ペナルティエリアの人口密度は高いのだが)、蹴る人もいねーのかよ。 そんな訳で、スナマコ様は大活躍でした。 前半はちょっとスナマコ様のところでキープできなかったりしてたけど、後半に入ってからは眠りから覚めたのでしょうか、とてもよい動きで1アシスト決めました。 前半の仕事っぷりは、こりゃ「スナマコ様」じゃなくて「マコタン」にランクダウンだなという感じ。 折角ボール奪取の機転になったのに、そこから前線へ走り込んでいかないで とてとて という足音が聞こえそうな感じで歩いてるし。 DFはよかったかな、と。 相手の10番がやたら縦に走り込んでくるのですが、それしかないのでなにも怖くありませんでした。 よく聞かれる 何よりの敵はコンサのバックパス というものも、とくに見られませんでした。 したとしてもちゃんと藤ヶ谷とDF3人の連携が行われていたため、危ないのはなかったですね。 高さでも勝ってたし、それもあってソダンのゴールも決まったし。 というわけでもないな。 ソダンのゴールは足だったから。 スナマコ様からのCKをニアで西澤(だったか?)が囮になったその後ろで、ソダンがナイスボレー! しかし、直後に同じCKから同点にされてしまうのでした。 アウェイゴール裏から見ていた方によりますと、頭一つ権東が負けてたところで決められたみたいです。 遠いサイドでの展開にわからなかったんですけど、遙々水戸から駆けつけられたサポーターの前で決められてよかったですね>水戸。 この同点弾で、今日も負け…いやよくて引き分けなのか、と落胆してしまった人、挙手。 ほい(;・∀・)ノ しかし、FWはよろしかったですな。 最初、清野が見当たらなくてどこだどこだと探していたら、紐をしてない清野がいました。 おかげで前半半ばまで清野の働きぶりを見ていなかったのですが、後半に惜しいのが一本あったのを決めてりゃ…と。 オフサイドかなと思って一歩戻りかけたときにパスが来たからなのか、動けなかったんですよね。 彼には早く二桁得点決めてほしいです。 だからって来季からここではないどこかへ行かれるのは勘弁してくれる……まだ一年はいて。 その清野からのクロスを有り得ない高さまで飛んで決めた、相川。 えっ、今の相川!?(( ;゚Д゚) スパイクにバネ入ってるのか!? もしやDF2人いたけどその1人を踏み台にしたのか!? いいヘディングでした。 やはりFWが点を取るというのはいいですな。 コンサが2点取るなんて、いつぶり? 開幕ぶり? 試合に勝つなら1-0 という神話にまみれたコンサが、1点奪われると下を向いてしまうコンサが。 2-1で勝ち越すなんてー!!! しかもまだ攻める! ロスタイムに入っても、攻めまくり! 守りになんか入らないし、時間稼ぎの選手交代なんてするか! でもロスタイムに入ったんだから、すこし守ってもいいんじゃないかと思わなくもない。 攻める、というとゴールラインギリギリまで責め立ててるからなぁ…そこまで4人で追いかけなくてもいいんじゃないか? でもその方が今日のDFにとってはよかったかもしれない。 西嶋くんはバテてきてたし。 記念すべきプロデビューを飾った西嶋くんでしたが、さすがに後半30分過ぎからは足が止まりそうになってました。 そこを水戸が突いてくるので困ったものでしたがそれはこれから試合に慣れてゆくにつれて、90分間走れる体力もつくだろうから心配はしてません。 記念すべきプロ黄色紙も喰らえてよかったですね。 途中、酔ったオヤジが「ヘタクソー!」と叫んでおられたのですが、そういう場面はあまり…。 むしろ今日のこれでヘタクソというのならば、今まではなんだったんだと言い返したくもなります。 パスミスだって減ったし。 動きだしだって早くなったし。 ボールを要求していたし。 みんな前を向いていたし。 選手交代しなかったのも分かりますな、流れがよかったから。 今回は後援会のバスツアーで参戦したのですが、帰りの車内で「いい試合だったよな~」と口々に述べられておりましたので、おそらくは今季の中でもよい試合だったのではないかと思われます。 コンサの試合を90分間見続けたのは本当に久しぶりだったので、今のコンサがどのくらいの立ち位置なのかよく分からないのですが、今日みたいな試合を3試合でもクール毎にやってりゃ最下位に居なくて済むんだがな とは思いました。 あとは一人ひとりのボールを持った時間が短くなれば、尚いいかもしれません。 どこに出そうか悩んでいる間に相手が寄ってくるのは当然なので、その前にパスを出すのも当然で、受け手もパスをほしい場所でそれなりの動きをするのも当然なのですが、やべー出すところ見つからないや と思いながらシュートを打つのはやめてください。 壁に阻まれてしまうシュートは減らしてくれ、打って終われ。 水戸だからそんなにカウンターも怖くなかったが、これではいけない。 でもさ。 本当のところ、今日は勝てると思わなかった…。 いつものことかもしれないけど、試合前の練習でシュートが枠に飛ばなかったからさ。 おかげでボールボーイたちが大忙しだよ。 野球で意地悪な監督が左右へボールを打ちまくるような、そんな風景を見ているようでした。 せめて枠……邪魔をする壁もないんだから。 ところで仙台戦と今回の水戸戦といい、新加入の金子が不在のなか勝利を収めるというのは如何なものなのだろうか。 早く金子にも美酒の味を。
掲載日 : 2004.09.24 |